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国際ロータリー 第2580地区中央分区

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「イニシエーションスピーチ」

卓話 公開日 :

「イニシエーションスピーチ」

卓話者:藤堂貴子会員

SMBC日興証券大泉支店で支店長をしております藤堂貴子と申します。昨年10月より何度か例会に参加させていただき、戸田一誠様の推薦を受けこの度正式に入会いたしました。皆様、伝統ある西ロータリークラブへの入会のご承諾、ありがとうございます。

本日、イニシエーションスピーチの機会をいただきました。不慣れなため、お聞き苦しい点が多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。

まずは、自己紹介をいたします。
私は1973年5月6日に公務員の父と母の長女として生まれ、52歳となりました。現在は、埼玉県さいたま市の与野という街に夫と愛犬とともに暮らしています。

私は団塊ジュニアと呼ばれる人口が最も多い年代です。
私が就職をした1997年は就職が大変厳しい時代で、優秀ではない私は、特に証券会社で働きたい希望はありませんでしたが、とにかく入れれば良いと中央証券株式会社(現ちばぎん証券)に入りました。とりあえず制服を着た、いまや死語である「OL」になりました。

仕事は営業アシスタントで、営業マンのサポート業務です。 お客様へのお茶出し、手土産の買い出し、伝票起票など、正直重要とは言えない、今であればそれでお給料がもらえていることが不思議なくらい、簡単な仕事をしていました。特に責任も負いませんでしたが、お給料も非常に少なかったです。

当時まだ若い私は、一生の間に一度くらい海外で暮らしてみたいと思っていました。私が高校生や大学生のころ、友人の何人かは海外短期留学をしていましたが、私の家は特に裕福でなかったため、私は親に留学したいとは言えませんでした。社会人になり、仕事に対して情熱を持てない私は、お金をためて海外に行こうと決めました。

少ないお給料がやっと溜まったのが29歳。だいぶ時間がかかりました。とにかく海外に行きさえすればどうにかなるという甘い考えのもと、30歳まで取得可能なワーキングホリデービザを取得し、オーストラリアのパースに1人旅立ちました。ちなみに英語はmy name is takako が精一杯というひどい状況でした。

喋れない中、現地の銀行で口座を開設し、現地で探した語学学校に入りました。学校経由で夢のホームステイを申し込みました。ホームステイといえば、パパとママとかわいい子供と犬がいて、庭でBBQをする、そこの仲間に入れてもらうなどと考えていた私は、早々に夢を砕かれます。私のホームステイ先は60代のご夫婦。子供たちが家を出て空いている部屋を、家計の足しにするためホームステイを受けいれているような家で、たしかにBBQパーティはありましたが、喋れない私は仲間に入れてもらえず、キッチンで1人夕飯を出される始末でした。

スタートは散々でしたが、その後、様々な出会いがあり、ビザが切れるギリギリ1年間、オーストラリアでの生活を満喫しました。私がオーストラリアで学んだことは、人は自分とは違う考えを持っているということ、すべては自分次第であるという、当たり前のことでした。ワーキングホリデーというビザでしたが、1年間働くことなく帰国した私の全財産は2万円でした。さすがに親元でダラダラするわけには行かないと帰国してすぐに、派遣会社に申し込み仕事を探しました。

得意分野も経験もない私にオファーがあったのが、日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)です。相変わらず証券会社に興味はありませんでしたが、お金のない私はすぐに働き始めます。2004年は株券電子化に向け証券会社が忙しかった時期で、店頭窓口業務に従事しました。

ありがたいことに派遣社員1年目で正社員へのオファーを受けましたが、それは「営業職」であり、営業など一番自分に不向きであると思っていた私は、断りました。当時の上司や職場の仲間は、派遣社員である私を対等に扱ってくれ、仕事でも意見を言う機会がありました。人を大事にしてくれるこの会社であれば、営業職にチャレンジをしてみるのも良いかもしれないと考えが徐々に変わり、3年間の派遣社員を経て33歳で正社員になりました。32歳で結婚もしたので、30代前半で人生が大きく変わりました。人見知りで社交的ではない私でしたが、仕事を通じて出逢った多くの人、上司、同僚、そして、たくさんのお客様から多くのことを学びました。入社して以来、営業現場で勤務しています。

ロータリー入会にあたり、ロータリーの目的をあらためて確認しました。
奉仕の理念を奨励し育むこと。今の私があるのは、周囲の善意、手助け、導きがあった結果だと感じています。損得勘定ではない、奉仕の理念が人を成長させているのは事実です。私、個人1人で社会課題の解決ができるわけではありませんが、「自分にできることはなにか」を自身に問い続け、自分自身でできる、持続可能な良い変化を生むために考え、行動していきたいと思います。

皆様、今後のご指導、どうぞよろしくお願いいたします。

 

卓話公開日 2026年 1月26日

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